フルオーダーで注文住宅を建てるときのポイントと注意点
さいたまでフルオーダーの注文住宅を建てるのは、多くの人々にとって大きな夢です。頭に描いた通りの住居に住むことは、長く心を満たしてくれます。ただ、あまり検討を重ねることなく着手して、できた後に「こうしておけばよかった」と考える人もまた多いのです。どのような点に注意をすれば良いか、具体的な注意点を見ていきましょう。
もくじ
コスト管理を念頭に置いておくこと
フルオーダーで注文住宅を建てる際、さいたまでも土地は一般価格で購入できることがほとんどですが、設計費や建築費は建売住宅と比較してもコストダウンできる余裕が少なくなりがちです。そこに施主のこだわりが大きく上乗せられるため、必然的に金額が高くなるのが一般的です。
ただ最近では、品質が高い割にはローコストで建てられる住宅も出てきています。全てにおいてあまりこだわりすぎなければ、比較的安くフルオーダーの注文住宅を建てることは可能です。
予算オーバーになりがちな注文住宅ですが、生涯に1度のビッグイベントと考えると色々と足し算をしたくなる気持ちはよくわかります。しかし、そのせいで月々のローンが大きく増えるようでは、夢のマイホームでの生活も豊かさを感じられず、幸福度が減ってしまうことにもなりかねません。
プロデューサーとして施主には、多くのことに目を配り、メリハリをつけた考え方が求められます。新しくできた家に暮らし始めると何かと支出は増えるのが通常なので、そこまで見据えてコスト管理を徹底することは必須条件です。
その土地にあった家づくりを心がける
フルオーダーで注文住宅を考える時、どうしても視野が狭くなりがちです。図面にばかり気をとられていると、想定していない失敗をしてしまうこともよくあります。
例えば、日当たりを良くしようと南側に大きな窓を設け、外からの採光をよくしようとする。しかし隣家の大きな木によって日差しが遮られ、季節によっては室内に日照が入らないというケースもあるでしょう。自分が建てる家のことだけではなく、周りの状況や環境も含めて多角的に検討をしなければいけません。
さいたまにフルオーダーで住宅を建てる際は、全てを自由にデザインできるのがメリットです。しかし、いくら自由だからといってあまり奇抜な外装にしてしまうと、周りとの調和が取れず、ご近所様とトラブルになるパターンもあります。自分を含めた周囲の人の幸福も考えられるようになれば、不要な軋轢は回避することが可能です。
埼玉を地元として注文住宅を設計する時にはさほど気にする必要もありませんが、はじめての土地となると、文化や慣習など知らないところも出てくるため、特に注意が必要です。依頼をするところに、その辺りも含めて確認をしておかなければいけません。
今だけではなく先のことも考えて設計する
注文住宅をさいたまに建てるときには、今の生活を豊かにすることを優先しがちです。ここにこんな部屋があれば良いとか、収納なども含めて刹那的な考えをする人は少なくありません。しかし、住居はその後長い期間生活をすることが一般的なため、歳をとってライフスタイルが変化することも見据えておくべきです。
今現在の生活にこだわるあまり、将来年齢を重ねてから暮らしにくい家になってしまうと、せっかくの注文住宅を悔やむことにもなりかねません。将来を含めて後悔しないような住宅を作り上げるためには、未来を考える心のゆとりも必要です。
逆に、年齢を重ねたときの楽しみとして工夫をしておけば、豊かに歳をとることが楽しみにもなります。5年後や10年後など、できるだけ具体的にシミュレーションをしつつ間取りを決めていくのがおすすめです。
その時に自分の体調や家族の体の具合がどう変化していく可能性があるのか、また家族構成にも変化が出てきたときにどうしておくべきなのかなど、できるだけ深く考えておいて損はありません。
収納やコンセントの位置で暮らしやすさは大きく違う
フルオーダーで設計するときには、広さに余裕がある場合が多いです。収納の量や場所には、意外と意識がいかない人も多く、こうしておけばよかったと考えることの上位に位置します。
広さを優先するあまり収納が少なくなってしまう、使いづらい場所に配置してしまうケースも多く見受けられるため、実際に生活することを具体的にイメージするのがコツです。収納が足りなくなると結局室内に荷物が置かれることになり、雑多で落ち着かない雰囲気になってしまいます。
また、コンセントの位置にも、気をつけなければいけません。生活で使用する電化製品は増加傾向にあるため、実際の暮らしをイメージしてコンセントの配置も考えるべきです。掃除機をかけるときに挿す場所がなくて困ってしまう、電力が足りないエリアが発生する等のミスはよくあります。
床材や壁紙を選ぶ時も注意が必要です。具体的に頭に浮かべるために、できるだけ大きな面積のサンプルで確認をするのがコツです。小さいものだと色が実際よりも濃く感じられるので、床一面や壁一面に使用したときにイメージと違ってしまうことはよくあります。
イメージしていたより狭いと感じないために
さいたまで注文住宅を建築した後によく聞くのが、考えていたよりも狭いという不満です。間取りの図を見ていくらイメージをしても、実際の広さは見られるわけではないためズレが生じてしまいがちです。模型やCGで確認をしても、いざ完成すると狭く感じることはあります。
実際に家具や荷物を部屋に運び入れると、空間の圧迫感があり手狭に感じることもしばしばです。大きなソファーを置いていったせいでスペースが少なくなってしまったり、背の高い家具に圧迫感を覚えたり、家族が成長して荷物が増えたせいで手狭になってしまったりはよくあります。
窓が小さいせいで部屋が狭く感じられることも多いですし、収納スペースが少ないおかげで家具や物で部屋が埋まってしまうケースもさいたまでは散見されます。家族みんなが集まり長い時間を過ごすリビングは、特に狭いと嘆かれるポイントが集中しています。
意識的に背の低い家具やコンパクトなものを選んだり、ロータイプの家具を置き視線を広げやすくしたりするのも良い手です。圧迫感を抑えることができれば、同じ面積でも広く感じます。高さだけではなく、奥行きにも注意をして家具を選ぶようにすると良いです。
アフターフォローがしっかりしたところを選ぶ
さいたまには、フルオーダーで注文住宅を依頼できる企業がたくさんあります。どこを選べば良いのか困るほどたくさんの会社がありますが、住宅メーカーや工務店・建築事務所など、それぞれに特徴があって一概にどこが良いとか悪いとかは言えないのが現状です。
有名な会社だからといって安易に決めるのは危険ですし、近所にあるからという理由で短絡的に決めると後々後悔することにもなりかねません。いくつかの会社をチョイスして見積もりを取って、内容を各項目で具体的に比較検討するのがおすすめです。
相手は注文住宅のプロなので、わからないところは積極的に何でも質問をすると良いです。どんな暮らしをしたいのか、役所への手続きはどうしたら良いのかなど、必要なことを色々と質問していくことで、信頼できる企業かどうかが分かってきます。家のことばかりに集中するのではなく、人や会社を見るように心がけると失敗しにくいです。
企業を見ていくポイントとして、アフターフォローの充実が挙げられます。フルオーダーの注文住宅でも、将来的に修理や修繕は必要になってきます。建築した会社に依頼をするのがベストなので、その時にきちんと対応をしてくれるかどうかは、事前に見極めておかなければいけません。経営が安定していることはもちろん、アフターの体制が具体的に整っているところに依頼をしておけば安心です。
さいたまで注文住宅をフルオーダーする時、気をつけなければならない点は多いです。コストのことはもちろん、土地柄なども考慮に入れなければいけませんし、コンセントなどの細かい点にも注意が必要です。将来的なことも見越して、アフターサービスが充実している点も外せません。視野をできるだけ広く持ち、いろいろな方向から検討を重ねる慎重さが大切です。長く幸せに暮らせる注文住宅は、事前の準備が重要なのです。